宝くじより【IPO(新規上場株式)】おすすめする理由
この記事は2024年5月24日に更新されました。
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IPO(新規公開株)は、抽選に当選すれば高確率で利益がでるため、「株の宝くじ」とよばれたりします。
宝くじと大きく違う点は、はずれた場合でもお金がかからないという点です。
そんな魅力あるIPOを今回は解説していきます。
- IPOのしくみ
- 利益の出し方
- IPOのリスク
FP宅建士のいっけんです。私が解説していきます。
1.IPO(新規上場株式)とは?
IPOとは「Initial Public Offering」の略で「新規上場株式」とも言われています。
IPOは株式非公開企業が、初めて一般の投資家に対して株式を公開し、株式市場で取引可能にするプロセスを指します。
IPO株は通常、次の図のような形式で上場企業の株が分配されます。
各配分率は非公表で、証券会社ごとにまちまちです。ただ多くの証券会社は抽選配分の割合は公表しています。
個人投資家への配分は大口投資家への裁量配分と一般投資家向けの抽選配分がありますが、ここでは多くの方が狙う抽選配分について解説していきます。
2.IPOで利益が出る仕組みは?
IPOで利益が出るのは3つの要因があります。1つずつ見ていきましょう。
- 市場より低めの公募価格
- 成長の可能性
- 株価の上昇
2-1.市場より低めの公募価格
IPOの抽選に参加し当選した場合、上場前に「市場で付くであろう株価」よりも低い価格(公募価格)で株式を購入する事ができます。
これは新規上場企業が資金を集めやすいよう、投資家に有利な条件を提示する為です。
したがって、市場に上場した際の初値が公募価格より高い場合が多く、この場面で株を売却する事で差額分の利益を得ることができます。
2-2.成長の可能性
IPOを行う企業は成長の潜在性を持つことが多く、市場で成功すれば収益や市場シェアを拡大する可能性があります。
その為、投資家に人気で買いが集まり易く初値も公募価格より高くなる傾向があります。
2-3.株価の上昇
IPOの初期の取引では株式の需要が高まり、供給を上回る事で株価が上昇し多くの場合公募価格を上回ります。
そして上昇後に需要と供給が釣り合い初値がつきます。このような場面で株を売却する事を「初値売り」と言い、初心者でも比較的簡単に差益分の利益を得る事ができるのです。
3.IPOのリスク
ここまで見るとIPOは当選すれば必ず利益が出ると思われるかもしれませんが、IPOは絶対に利益が出る訳ではなく、損失もありえます。
IPOの最大のリスクは初値が公募価格を下回る事です。詳しく見て行きましょう。
3-1.初値が公募価格を下回るリスク
IPOの初値取引で利益を出すには、初値が公募価格を上回る必要があります。
多くの場合、初値は公募価格を上回る事が多いのですが、まれに公募価格を下回る事があります。当然下回った時に株を売却した場合その差額分が損失となります。
初値が公募価格を下回る確率は、各年ごと違いがありますが、だいたい10%~30%程度です。2023年は8月現在、約10%程度で推移しています。
それほど高い数値ではありませんがリスクは存在します。しかし、少し知識を付ければ公募価格を下回る企業をある程度見抜くスキルが身に付くので、最低限の知識はあった方がいいでしょう。
3-2.なかなか抽選に当たらない
抽選に当たらない事で損失は出ないのでリスクではありませんが、抽選はなかなか当たらないのでその分の労力や時間は浪費してしまいます。よってある意味リスクと言えるかもすれません。
4.IPOのリスク対策
上記で挙げたリスクはそれぞれ対策がとれるので紹介します。
初値が公募価格を下回るリスク
関連記事「IPO抽選 公募割れ企業を見分ける9つのポイント」を見て頂くことである程度公募割れ企業を見抜く事ができます。リスク対策として是非ご活用下さい。
無料の投資スクールなどを活用し投資スキルを向上させるのもいいでしょう。
なかなか抽選に当たらない
抽選の当選確率を上げる方法は単純で次の2つがあります。
- 申し込み口数を多くする
資金が多ければ多いほど多くの口数を申し込めるので、資金に余裕があれば「申し込み証拠金」が増え当選確率を上げることができます。 - 多くの証券会社で申し込みをする
IPOを行っている証券会社の証券口座をできるだけ開設し申し込み口数を増やす事で当選確率を上げることができます。また、「申し込み証拠金」が不要の証券会社もあるのでぜひ活用しましょう。
5.まとめ
IPOは以下のようにまとめる事ができます。
- IPOは利益が出る確率が高い
- 当選確率を上げるには…
- 1.申し込み証拠金をできるだけ多くする
- 2.申し込み証拠金が必要ない証券会社の口座を開設し、IPOに参加する
- リスクを理解しある程度の知識を身につけておく。関連記事「IPO抽選 公募割れ企業を見分ける9つのポイント」参考
以上の事から、外れる上に損失が出る宝くじと比べてIPOの方がかなりメリットが大きいのがお分かり頂けたのではないでしょうか?IPOはそれほど難しいものではないので是非一度は挑戦してみてほしいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。