次の総理を決める「自民党総裁選」が熱を帯びてきました。
情報が目まぐるしく変わっていますが、本記事では8月25日現在の自民党総裁選候補者一覧を、各議員のプロフィールと合わせてご紹介します。
【’24/8/27最新】自民党総裁選候補者一覧2024
全員がまだ立候補をしているわけではありませんが、候補者を次の3つに色分けしてご紹介します。(8月27日現在)
- 立候補に必要な推薦人20名にメド
- 立候補に必要な推薦人メド立たず
- 推薦人のメド不明
自民党総裁選候補者一覧【プロフィール】
1.石破茂(いしば しげる)
★立候補表明
- 選挙区:鳥取県第1区
- 当選回数:12回
- 名前:石破茂(いしば しげる)
- 生年月日:昭和32年02月04日 67才(2024年現在)
- 出身:鳥取県
- 最終学歴:慶應義塾大学法学部卒業
- 職歴:三井銀行
【経歴】
地方創生担当大臣
党幹事長(2回)
党政務調査会長
農林水産大臣
防衛大臣
国務大臣 防衛庁長官
【衆院】岩屋毅(無派閥)、赤沢亮正(無派閥)、泉田裕彦(無派閥)、伊東良孝(二階派)、小里泰弘(無派閥)、門山宏哲(無派閥)、平将明(無派閥)、橘慶一郎(無派閥)、田所嘉徳(無派閥)、谷公一(二階派)、冨樫博之(無派閥)、長島昭久(二階派)、細野豪志(二階派)、村上誠一郎(無派閥)、八木哲也(無派閥)、保岡宏武(無派閥)
【参院】青木一彦(茂木派)、藤井一博(無派閥)、舞立昇治(無派閥)、山田俊男(森山派)
政策に対して強い理念と信念を持つ政治家といえる石破氏。世間もそれをわかってか総裁選の世論調査ではいつも上位に入るが、もともと自民党と対立していた時期もあり他の派閥からの支援を受けられずいつも惨敗。
今回は派閥が解消されて初めての総裁選となり、総裁選有力候補の1人。
2.茂木敏充(もてぎ としみつ)
★立候補表明
- 選挙区:栃木県第5区
- 当選回数:10回
- 名前:茂木敏充(もてぎ としみつ)
- 生年月日:昭和30年10月07日 69才(2024年現在)
- 出身:栃木県
- 最終学歴:東京大学経済学部卒業(ハーバード大学留学)
- 職歴:マッキンゼー・アンド・カンパニー
【現在の主な役職】
幹事長
選挙対策本部長代理
党改革実行本部長
GX実行本部長
令和6年能登半島地震対策本部長
【経歴】
外務大臣
経済再生担当大臣
全世代型社会保障改革担当大臣
内閣府特命担当大臣(経済財政政策)
党 政務調査会長(2期)
党 日本経済再生本部長
党 選挙対策委員長(2期)
経済産業大臣
党 広報本部長
党 栃木県連会長
国務大臣(金融、行政改革担当)(沖縄・北方、科学技術、IT担当)
衆院厚生労働委員会委員長
【衆院】新藤義孝(茂木派)、東国幹(茂木派)、上田英俊(茂木派)、大西英男(安倍派)、梶山弘志(無派閥)、笹川博義(茂木派)、新谷正義(茂木派)、鈴木憲和(茂木派)、鈴木隼人(茂木派)、高見康裕(茂木派)、古川康(茂木派)、宮崎政久(茂木派)、簗和生(安倍派)、山本左近(麻生派)
【参院】上野通子(安倍派)、臼井正一(茂木派)、加藤明良(茂木派)、高橋克法(麻生派)、永井学(茂木派)、山本佐知子(茂木派)
茂木氏は早い段階から、唯一存続している派閥のトップ「麻生氏」に接触をするなど水面下で精力的に動いていた。
そのため当初は「総裁有力候補」だったが、麻生氏が茂木氏に「応援できない」と語ったことが報道されたため、今の茂木氏では総裁選での勝利は難しいと思われる。
3.野田聖子(のだ せいこ)
出馬断念
- 選挙区:岐阜県第1区
- 当選回数:10回
- 名前:野田聖子(のだ せいこ)
- 生年月日:昭和35年09月03日 63才(2024年現在)
- 出身:福岡県
- 最終学歴:上智大学卒業
- 職歴:帝国ホテル
【経歴】
党 幹事長代行
衆議院 予算委員長
総務大臣・女性活躍担当大臣・内閣府特命担当大臣
党 総務会長
消費者行政推進担当大臣・宇宙開発担当大臣・内閣府特命担当大臣
郵政大臣
過去の総裁選では立候補に必要な推薦人20名の確保ができず出馬を断念した経緯のある野田氏。2021年の総裁選ではなんとか20名の推薦人を確保するも、候補者4人中の最下位に終わる。
今回は残念ながら20名の推薦人が確保できずに出馬を断念した。
4.河野太郎(こうの たろう)
★立候補表明
- 選挙区:神奈川県第15区
- 当選回数:9回
- 名前:河野太郎(こうの たろう)
- 生年月日:昭和38年01月10日 61才(2024年現在)
- 出身:神奈川県
- 最終学歴:ジョージタウン大学卒業
- 職歴:富士ゼロックス、日本端子
【現在の主な役職】
デジタル大臣
デジタル行財政改革担当
デジタル田園都市国家構想担当
行政改革担当
国家公務員制度担当
内閣府特命担当大臣(規制改革)
【経歴】
外務大臣
防衛大臣
国家公安委員長
ワクチン接種推進担当大臣
行政改革担当大臣
国家公務員制度担当大臣
内閣府特命担当大臣(防災、規制改革、沖縄及び北方対策、消費者問題、食品安全、公文書館)
衆 外務委員長
法務副大臣
総務大臣政務官
株式会社湘南ベルマーレ代表取締役
【衆院】森英介(麻生派)、秋葉賢也(茂木派)、伊藤忠彦(二階派)、井上信治(麻生派)、英利アルフィヤ(麻生派)、鈴木馨祐(麻生派)、田中和徳(麻生派)、塚田一郎(麻生派)、土田慎(麻生派)、永岡桂子(麻生派)、長坂康正(麻生派)、中西健治(麻生派)、牧島かれん(麻生派)、武藤容治(麻生派)、柳本顕(麻生派)
【参院】浅尾慶一郎(麻生派)、神谷政幸(麻生派)、武見敬三(麻生派)、藤川政人(麻生派)、船橋利実(麻生派)
2021年の総裁選では、現総理の岸田氏に決戦投票で敗北した。今回も総裁選有力候補の1人。
5.高市早苗(たかいち さなえ)
★立候補表明
- 選挙区:奈良県第2区
- 当選回数:9回
- 名前:高市早苗(たかいち さなえ)
- 生年月日:昭和36年03月07日 63才(2024年現在)
- 出身:奈良県
- 最終学歴:神戸大学経営学部卒業
- 職歴:TVキャスター(テレビ朝日及びフジテレビ系列)
【現在の主な役職】
経済安全保障担当大臣
内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略、知的財産戦略、科学技術政策、宇宙政策、経済安全保障)
【経歴】
財団法人 松下政経塾 塾生
通商産業政務次官
党 文化・スポーツ局長
衆議院 文部科学委員長
党 遊説局長
経済産業副大臣
近畿大学経済学部教授
党 情報調査局長
内閣府特命担当大臣
党 広報本部長
党 政務調査会長
党 日本経済再生本部長
総務大臣
党 サイバーセキュリティ対策本部長
衆議院 議院運営委員長
【衆院】小林茂樹(二階派)、杉田水脈(安倍派)、鈴木淳司(安倍派)、関芳弘(安倍派)、高鳥修一(安倍派)、谷川とむ(安倍派)、土井亨(無派閥)、中村裕之(麻生派)、古屋圭司(無派閥)、三ツ林裕巳(安倍派)、若林健太(安倍派)
【参院】中曽根弘文(二階派)、赤池誠章(安倍派)、有村治子(麻生派)、衛藤晟一(安倍派)、古庄玄知(安倍派)、佐藤啓(安倍派)、西田昌司(安倍派)、堀井巌(安倍派)、山田宏(安倍派)
実は大学時代にヴィメタルバンドでドラムを担当していたという高市氏。勢いのある性格はその時に築かれたものなのか、2021年の総裁選にも立候補をしており、惜しくも総裁にはなれなかったが、1次投票では候補者4人中3位につけ、同じ女性議員の野田氏に勝利し健闘した。
8月21日現在ははまだ推薦人20名の確保ができていないようだが、公示日までには立候補すると思われる。
6.加藤勝信(かとう かつのぶ)
★立候補表明
- 選挙区:岡山県第5区(新:第3区)
- 当選回数:7回
- 名前:加藤勝信(かとう かつのぶ)
- 生年月日:昭和30年11月22日 69才(2024年現在)
- 出身:東京都
- 最終学歴:東京大学経済学部を卒業。
- 職歴:大蔵省
【現在の主な役職】
北朝鮮による拉致問題対策本部長
【経歴】
内閣官房長官
沖縄基地負担軽減担当大臣
拉致問題担当大臣
厚生労働大臣
働き方改革担当大臣
党 総務会長
一億総活躍担当大臣
女性活躍担当大臣
再チャレンジ担当大臣
内閣府特命担当大臣(少子化対策、男女共同参画)
内閣官房副長官
党報道局長
経済産業部会部会長代理
内閣府大臣政務官
衆議院憲法調査会委員
【衆院】西銘恒三郎(茂木派)、阿部俊子(無派閥)、今枝宗一郎(麻生派)、上野賢一郎(森山派)、金田勝年(二階派)、亀岡偉民(安倍派)、桜田義孝(無派閥)、中野英幸(二階派)、橋本岳(茂木派)、平沼正二郎(二階派)、御法川信英(無派閥)、山下貴司(茂木派)
【参院】石井正弘(安倍派)、石田昌宏(安倍派)、小野田紀美(茂木派)、自見英子(二階派)、羽生田俊(安倍派)、比嘉奈津美(茂木派)、本田顕子(無派閥)、三浦靖(茂木派)
総裁選への出馬意欲は表明しているが20名の推薦人を確保できるかは疑問。出馬しない可能性もあり。
7.上川陽子(かみかわ ようこ)
★立候補表明
- 選挙区:静岡県第1区
- 当選回数:7回
- 名前:上川陽子(かみかわ ようこ)
- 生年月日:昭和28年03月01日 71才(2024年現在)
- 出身:静岡県
- 最終学歴:東京大学教養学部卒業(ハーバード大学修士号取得)
- 職歴:三菱総合研究所、株式会社グローバリンク総合研究所代表取締役
【現在の主な役職】
外務大臣
【経歴】
法務大臣
内閣府特命担当大臣(少子化対策・男女共同参画)
公文書管理担当大臣
総務副大臣
総務大臣政務官
党 司法制度調査会会長
党 女性局長
党 一億総活躍推進本部長
党 女性活躍推進本部長
党 憲法改正推進本部事務局長
党 政務調査会副会長
党 総務会副会長
党 国会対策委員会副委員長
衆議院 厚生労働委員会委員長
衆議院 文部科学委員会筆頭理事
【衆院】牧原秀樹(無派閥)、井出庸生(麻生派)、井林辰憲(麻生派)、国光文乃(岸田派)、小泉龍司(二階派)、小島敏文(岸田派)、仁木博文(麻生派)、深沢陽一(岸田派)、堀内詔子(岸田派)、松島みどり(安倍派)、松本剛明(麻生派)、盛山正仁(岸田派)、山口俊一(麻生派)
【参院】猪口邦子(麻生派)、今井絵理子(麻生派)、山東昭子(麻生派)、中西祐介(麻生派)、牧野京夫(茂木派)、森雅子(安倍派)、若林洋平(二階派)
上川氏は2000年の衆議院選挙で、自民党議員でありながら党に無断で静岡1区から無所属で出馬し当選した。とてもガッツがあり自身の考えに芯のある女性で、2017年の法務大臣当時、再審請求中の死刑囚2名に対して死刑執行を命令した過去がある。また、「うまずして何が女性か」などの失言も過去にはあり、やる気が空回りしがちのタイプと言えるかもしれない。
8.小泉進次郎(こいずみ しんじろう)
★立候補表明
- 選挙区:神奈川県第11区
- 当選回数:5回
- 名前:小泉進次郎(こいずみ しんじろう)
- 生年月日:昭和56年04月14日 43才(2024年現在)
- 出身:神奈川県
- 最終学歴:関東学院大学経済学部卒業(コロンビア大学大学院修士取得)
- 職歴:ロンドンタビストック人間関係研究所
【経歴】
衆議院 安全保障委員会筆頭理事
党 神奈川県連会長
党 国会対策委員会副委員長
党 総務会長代理
環境大臣 気候変動担当内閣府特命担当大臣(原子力防災)
党 厚生労働部会長
党 筆頭副幹事長
党 農林部会長
内閣府(兼)復興大臣政務官
【衆院】鷲尾英一郎(二階派)、赤間二郎(麻生派)、大串正樹(無派閥)、加藤鮎子(無派閥)、小寺裕雄(二階派)、小林史明(岸田派)、武村展英(無派閥)、田中良生(無派閥)、辻清人(岸田派)、野田聖子(無派閥)、長谷川淳二(無派閥)、古川直季(無派閥)、穂坂泰(無派閥)、星野剛士(無派閥)、山田美樹(安倍派)、山本有二(無派閥)
【参院】朝日健太郎(無派閥)、阿達雅志(無派閥)、三原じゅん子(無派閥)、三宅伸吾(無派閥)
「迷言」と揶揄される小泉氏ですが、過去には自民党が進めた郵政改正法案には造反して反対票を入れるなど、自分の主張はしっかり通す政治家。
すでに立候補を表明しており、今回の総裁選では台風の目となるでしょう。
9.齋藤健 (さいとう けん)
出馬断念
- 選挙区:千葉県第7区
- 当選回数:5回
- 名前:齋藤健 (さいとう けん)
- 生年月日:昭和34年06月14日 66才(2024年現在)
- 出身:東京都
- 最終学歴:東京大学経済学部卒業(ハーバード大学ケネディ・スクール修士取得)
- 職歴:通商産業省、埼玉県副知事
【現在の主な役職】
経済産業大臣
原子力経済被害担当
GX実行推進担当
産業競争力担当
ロシア経済分野協力担当
内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
【経歴】
法務大臣
党 司法制度調査会会長
党 税制調査会副会長
党 中央政治大学院副学院長
農林水産大臣
農林水産副大臣
環境大臣政務官
衆議院 予算委員会理事
衆議院 憲法審査会幹事
衆議院 農林水産委員会理事
衆議院 厚生労働委員会理事
党 農林部会長
党 スポーツ立国調査会幹事長
埼玉県副知事(経済産業省より出向)
経済産業省電力基盤整備課長
官僚出身の斎藤氏は2009年に比例で初当選というパッとしない経歴ですが、初当選同期には小泉進次郎氏もいたことで一定の注目を集めました。
今回の総裁選では立候補に必要な推薦人20名の確保に苦戦しているとの報道もあり、場合によっては立候補しない可能性もあるでしょう。
10.小林鷹之(こばやし たかゆき)
★立候補表明
- 選挙区:千葉県第2区
- 当選回数:4回
- 名前:小林鷹之(こばやし たかゆき)
- 生年月日:昭和49年11月29日 49才(2024年現在)
- 出身:千葉県
- 最終学歴:東京大学法学部卒業(ハーバード大学ケネディ行政大学院修士取得)
- 職歴:大蔵省、在アメリカ合衆国日本国大使館一等書記官
【経歴】
衆議院 憲法審査会 幹事
衆議院 経済産業委員会 理事
衆議院 東日本大震災復興特別委員会 理事
党 組織運動本部 副本部長
党 科学技術・イノベーション戦略調査会 顧問
党 知的財産戦略調査会 会長
党 日・グローバルサウス連携本部 本部長
党 経済安全保障推進本部 幹事長
党 インフラシステム輸出総合戦略特別委員会 基幹インフラ輸出小委員会 委員長
党 宇宙・海洋開発特別委員会 事務局長
党 航空政策特別委員会 事務局長
党 日本電信電話株式会社等に関する法律の在り方に関する特命委員会 事務局長
経済安全保障担当大臣
内閣府特命担当大臣(科学技術・宇宙)
防衛大臣政務官
【衆院】松本洋平(二階派)、石井拓(安倍派)、岩田和親(岸田派)、江崎鉄磨(二階派)、大野敬太郎(無派閥)、鬼木誠(森山派)、勝目康(無派閥)、熊田裕通(無派閥)、斎藤洋明(麻生派)、塩崎彰久(安倍派)、高木宏寿(二階派)、武部新(二階派)、田野瀬太道(森山派)、中川貴元(麻生派)、中曽根康隆(二階派)、本田太郎(無派閥)、松本尚(安倍派)、務台俊介(麻生派)
【参院】友納理緒(安倍派)、豊田俊郎(麻生派)
今総裁選有力候補の「コバホーク」こと小林鷹之氏。いち早く立候補を表明し注目度も高まっていますが、初回の記者会見の評価がいまいちなほか、統一教会との関係を記者に追求されるも逃げきれていない印象でした。
小泉進次郎氏が立候補を表明したこともあり、苦戦を強いられるでしょう。
11.林芳正 (はやし よしまさ)
★立候補表明
- 選挙区:山口県第3区
- 当選回数:1回(参5回)
- 名前:林芳正 (はやし よしまさ)
- 生年月日:昭和36年01月19日 63才(2024年現在)
- 出身:山口県
- 最終学歴:東京大学法学部卒業(ハーバード大学大学院特別研究生)
- 職歴:三井物産、サンデン交通、山口合同ガス
【現在の主な役職】
内閣官房長官
沖縄基地負担軽減担当
拉致問題担当
【経歴】
外務大臣(2回)
文部科学大臣(2回)
農林水産大臣(2回)
内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)
防衛大臣
党 参議院政審会長
党 参議院副会長
党 政務調査会長代理
【衆院】田村憲久(岸田派)、石橋林太郎(岸田派)、石原宏高(岸田派)、江藤拓(無派閥)、金子俊平(岸田派)、金子容三(岸田派)、古賀篤(岸田派)、後藤茂之(無派閥)、西田昭二(岸田派)、渡辺孝一(岸田派)
【参院】足立敏之(岸田派)、越智俊之(岸田派)、古賀友一郎(岸田派)、小林一大(岸田派)、小鑓隆史(岸田派)、桜井充(無派閥)、藤木真也(岸田派)、古川俊治(安倍派)、星北斗(無派閥)、山本啓介(岸田派)
元は参議院議員であった林氏。参議院議員としては異例の5回入閣をはたしています。2021年に総理総裁を念頭に衆議院にくら替えを果たしたこともあり、今回の総裁選に対する熱量を感じます。
ただ、総裁選挙で過半数の票を得た候補者がいない場合は、上位2人が決戦投票を行うことになりますが、正直林氏が決戦投票まで残る可能性は低いと感じています。
番外編
実はこんな人物も総裁選に出馬をする意欲を示しています。ご存じでした?
青山繁晴(あおやま しげはる)
【参議院議員】
- 選出エリア:比例代表
- 当選回数:2回
- 名前:青山繁晴(あおやま しげはる)
- 生年月日:昭和27年07月25日 71才(2024年現在)
- 出身:兵庫県
- 最終学歴:早稲田大学政治経済学部卒業
- 職歴:共同通信社、株式会社三菱総合研究所、etc
【現在の主な役職】
経済産業部会長代理
【経歴】
参議院 経産委理事
参議院 行政監視委委員
参議院 ODA沖北特委委員
参議院 憲法審査会委員
党 経済安全保障対策本部幹事長代理
党 組織運動本部副本部長
党 国際局次長
党 外交調査会事務局長代理
日本の尊厳と国益を護る会(護る会)代表
近畿大経済学部客員教授、東大教養学部元非常勤講師
作家(ノンフィクション、小説の両分野)
(株)独立総合研究所代表取締役社長・兼・首席研究員
三菱総合研究所専門研究員
共同通信社記者(事件記者、経済記者、政治記者)
早大政経学部卒(慶大文学部中退)
青山氏は2021年の総裁選でも「出る」と語っていたが推薦人20名の確保が難しく、最終的に高市氏の推薦人にまわった。実は今回の総裁選について青山氏は2023年11月には出馬を表明していた。
「いち早く出馬を表明」と言われた小林氏よりも早い出馬表明だったがメディアに注目されることはなかった。参議院からの総理総裁は前例がなく、比例当選しか経験のない青山氏にどこまで票が集まるか…まずは20名の推薦人が集まるか注目したい。
まとめ
当記事では、自民党総裁選候補者一覧を作成しました。
総裁選に立候補するためには、各候補者は自民党議員の推薦人20名を確保する必要があるため、11名全員が立候補しない可能性もあります。
今回の総裁選の特徴として、派閥が解消されて初の総裁選となるほか、岸田総理が総裁選に立候補しないこと表明したことで多くの議員が立候補する形となりました。
そのため情報が刻々と目まぐるしく変わる総裁選となるでしょう。
情報が変わるたびに当記事の更新や新規記事の作成を行い、X(旧Twitter)でお知らせしますのでご興味のある方はフォローをお願いします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
<追記9/27>
本日自民党総裁選挙が実施され、次期総裁に石破茂氏が決定しました。
(※衆議院当選回数順)