今回は、子宮頸がんを予防するHPVワクチン接種について、仲間と啓発活動を続けている医大生の「中島花音(なかじま かのん)」さんを特集します。
仲間と学生団体「Vcan」を立ち上げ、SNSでの情報発信や、中高生やその保護者を対象にした出張授業などをおこなっています。
また、中島花音さんはそのビジュアルのよさから、Googleで「中島花音」と検索すると“かわいい”が検索の上位に表示されるなど、今ネットでも注目の女性です。
そんな中島花音を本記事では深掘りしていきたいと思います。
中島花音さんの活動
中島花音さんは、自身の子宮頸がんに対する誤解や、HPVワクチンに関して「正しい情報を知らず、デマに惑わされてしまう状況こそが問題」と考え、大学の仲間とともに学生団体「Vcan」を創設し代表を務めました。
現在も医大生として医療現場での忙しい実習のかたわら、Vcanの監査役として精力的に活動し、時には男子校などにも赴いてHPVワクチン接種についての啓発活動をおこなっています。
Vcan啓発活動の成果
活動の成果の一部をご紹介します。
Vcanはこれまでにのべ2000人の中高生と800人の専門学校生・大学生に出張授業を行なってきたとしています。それにSNSのアクセス数も合わせると、およそ38万人に情報を届けてきたことになります。
中島花音さんを特集した「文集オンライン」はVcanの活動の成果を次のように報道しています。
今年の1月には、山形県南陽市で市内3つの中学校と1つの高校で授業を行なった。すると直後の1月~4月のHPVワクチンの接種者数が、前年同月比のおよそ3倍になったと報告を受けた。
これは一定の成果であり、将来子宮頸がん等の発症者を未然に防ぎ、何人かの命を救った可能性もあります。
中島花音さんの大学、高校は?
精力的に活動している中島さんですが、医学生ということも相まってかなり優秀な方であると推測できます。
そんな中島さんの学歴を見ていきましょう。
高校
【京都市立堀川高校】
中島花音が卒業した「京都市立堀川高校」は京都では言わずと知れた進学校で、偏差値が67~72と高く、京都府内の高校では偏差値順位2位(みんなの高校情報)となっています。
高校時代の中島さんの写真がこちら。
キュートな顔は昔から変わらないようです。
大学
【滋賀医科大学】
中島花音さんは2024年現在は、「滋賀医科大学医学科」の5年生です。
滋賀医科大学は、医学部医学科の単科大学として昭和49年に開学しました。附属病院の開院や大学院医学系研究科の設置を経て現在に至ります。
なお、現在は医学科のほかに「看護学科」もあるようです。
大学での中島花音さんの写真がこちら。
医療現場の実習服でしょうか?
産婦人科医を目指しているという中島さん。すでに立派なお医者さんに見えます。
SNSで受けた強烈なバッシング
中島さんは「Vcan」を通して様々な場所での講演や、SNSでの情報発信を行っていますが、HPVワクチンによる副作用が一時期メディアで取り上げられたことにより、HPVワクチンに対して懐疑的な意見を持った人、一種の反ワクチン派が一定数存在します。
そんな反ワクチン派の人達が、中島さんやVcanの活動に対してSNSなどを中心に激しいバッシングを行っており、それは現在も続いています。
中には、「活動自体が犯罪」「こんな娘に育って親がかわいそう」「責任を取れるのか」といった内容のDMが次々届き、中島さんは集英社の取材に対して“親の育て方まで批判されるのはショックで傷つきました”と語っていました。
今後の目標
中島さんが立ち上げた「Vcan」には「preVentable CANcer:予防できるがん」という意味が込められています。
Vcanのミッションとして、「単に知識がなかっただけで、子宮頸がんをはじめ予防できたはずの病気で苦しむ人を増やしたくない。その想いで、HPVワクチンの正しい知識を日本の中高生に広めていくことを目標に定めました。」としています。
最終的な中島さんの夢として、「日本で、世界で、子宮頸がんを撲滅すること。」と語っており、中島さんは医師として、Vcanの創設者として、今後も力強く目標に向かって突き進んでくれるでしょう。
中島花音さん写真ギャラリー
現在公開されている中島花音さんの写真(画像)を集めてみました。発行元は一番下の<参考>をご覧ください。
まとめ
今回は「Vcan」の創設者、元代表として「子宮頸がんを予防するHPVワクチン接種の啓発活動」を行っている中島花音を特集しました。
SNSでのバッシングを受けながらも仲間と協力し、現役のアドバイザー医師の支援を受けながら着実に歩みを進めている中島さんの姿は、多くの人々の人々の心をつかみ話題となりました。
HPVワクチンという専門性が高い情報を、中島さんたちのような若い世代が情報を発信することで同じ若い世代に届きやすくなることでしょう。
今後も中島さんや「Vcan」の活躍を願ってこの記事を終わりたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
<参考>
集英社オンライン
Teal Blue Japan
NHK みんなでプラス
文集オンライン
Vcan
医学生カノンX(旧Twitter)
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