FP宅建士のいっけんです!
今回は住宅ローンアドバイザー(住宅金融普及協会)でもある私が、住宅ローンの金利を下げる為に実際におこなった【金利交渉】についての記事を公開します。
FP宅建士実践!住宅ローン金利の引き下げ方法【誰でもできる金利交渉術】
私が「住宅ローンの金利を0.5%下げた方法」をご紹介します。
ちなみに借り換えではありません。借り換えは、現在契約している住宅ローンと新たに新規で契約する住宅ローンの金利差が1%以上ないとお得にならないとされていますが、低金利の現在1%以上金利差が生まれる方は少数派ではないでしょうか?
私が行ったのは、低金利で契約している方でも金利が下がる可能性がある金利交渉で金利を下げました。
金利交渉
巷によくある金利交渉術
ネットを見ると「この一言で金利はさがる」ですとか「銀行員がビビる方法」「特定の時期を狙う」などが紹介されています。たしかにこれらは一定の効果はあると思うので否定はしません。しかし私の方法とは少し違います。
私が行った交渉方法
私が行った交渉方法は、あらかじめ他行で仮審査を通して、「正式で明確な金利数字が載った書類」を武器に交渉をを進めます。そうする事で銀行側が、金利を下げざるを得ない状況にします。詳しい方法は後述します。
金利の下げ幅
私は中古住宅の購入と同時にリフォーム工事も行いました。リフォーム費用も住宅ローンに組み入れをして借り入れた為、金利が少し高くなり1.275%で借りていました。それを交渉で0.775%まで下げる事に成功しました。しかもあまり金利交渉に応じないと言われるメガバンクからの勝利でした。
今現在0.47%以上の金利で借りている方は、保障はできませんが0.1%以上は交渉で下がる可能性があります。
0.1%下がれば借り入れ期間30年、借入額3000万円の場合、元利均等払いで月1272円下がる計算です。返済期間が30年であれば総額45万円ほど減額できる事になります。
住宅ローンは借入期間が長いので、0.1%でも下がれば総額は大きな金額になります。もともとの金利が高い方はさらに大きな減額も期待できるので金利交渉を是非行いましょう。
金利交渉は次の3ステップで行います
1.仮審査を通す
金融機関に金利交渉する前にしなくてはならない事があります。
それは現在契約している金融機関とは別の金融機関で借り換えの仮審査を通しておく事です。
ここでのポイントは、借り換え金利が安い金融機関で仮審査を通すという事です。この仮審査ででた金利が交渉材料になります。おすすめはやはりネット銀行です。極力低い金利を狙いましょう。
ネット銀行の場合早ければ数時間で結果がでます。仮審査が通り金利がわかれば、それを印刷して保管しておきましょう。
ちなみに、この仮審査で現在の金利よりも1%以上低い金利の仮審査が通った場合は、借り換えを検討するのもいいでしょう。ただ、その場合もまずは金利交渉を先に行って、結果を見てから判断します。
2.電話をする
仮審査が通ったら、その書類を手元に置いて現在契約している金融機関に電話をします。そして住宅ローン担当部署につないでもらい次の3つの要件を伝えて下さい。
①借り換えを検討している。
②すでに他行で仮審査を通過さしている。
③利下げが無理なら借り換えするつもりである
ここで断られた場合は金利交渉は難しいでしょう。ただ、金融機関は金利や返済に関してはよく相談にのってくれるため、ここで断られる可能性は低いと考えます。
3.書類を送る
上記の3つの要件を伝えれば、先方は「検討させて欲しい」、もしくは「仮審査の書類(コピー)を送って欲しい」と言ってくるので、要求された時は送りましょう。
私の場合は担当部署と確実に交渉をしたかったので電話をしましたが、メールでも対応している金融機関がほとんどだと思います。電話かメールの判断は各人におまかせします。
結果(その後)
- 住宅ローンを組んでいる金融機関
わたしの場合2週間程で金融機関から電話があり、当時組んでいた金利よりを0.5%低い金利を提示されたので快諾しました。事務手数料が2万円ほどかかりましたが、節約できた総額や、借り換えで数十万円の手数料を払わずに済んだ事を思えば費用対効果は抜群です。
- 仮審査を通した金融機関
こちらは審査通過後、仮審査の有効期限を知らせるメールが定期的に来ていたので取り消しの連絡をサービスセンターにした所、有効期限が過ぎれば自動的にメールが止まるとの事だったので特に何もせず終わりました。
各金融機関で若干の違いはあると思いますので、気になる方は問い合わせてみるといいでしょう。
まとめ
以上が私が行った金利交渉方法の内容です。
最近「住宅ローンの繰り上げ返済」VS「投資信託」どちらがお得か!?…
と言った記事や討論を見たり聞いたりしますが、大前提として無駄な出費はなくしておく必要があります。
所得であれ、投資であれ、増えた分には税金がかかるため手取りは減ります。しかし節約は節約した分そのまま手元にお金が残るので、とても効率がいいんです。
金利交渉は成功するまで事務手数料なしで無料でできます。是非みなさんもチャレンジしてみて下さい。
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